コラム

コロナ禍で結婚式を挙げた僕の気持ちの実情について

こんにちは。
kohei(@kohei_log)です。

コロナ禍で結婚式を挙げることに結婚を考えている方たちは悩まれることも多いのではないでしょうか。

大勢の方たちが集まりますし、会食の機会があるのでリスクは高いですよね。
僕たちもいろいろ考えた結果、先日無事結婚式を挙げることができました。
2週間経った今、感染した方はいないようなのでとりあえずホッとしております。

コロナ禍での結婚式。やるかやらないかは答えの出ない判断だと思います。

今回はコロナ禍で結婚式を挙げることにした僕たちの実情について書いていこうと思います。
ひとつのケースとしてこれから結婚式を挙げる方の参考になれば幸いです。

ウェディング業界の現状について

昨年の時期に比べてみると、結婚式を挙げる方は増えているそうです。
その理由としては、

1年前に挙げる予定だった方たちが延期した時期が今頃だったから。
・去年より世間のコロナについて理解や対策など知識が増えているから。

この理由が大きいのではないかと思います。
(あくまで個人的な考えです)

まだまだ安全とは言えないものではありますが、挙げている人たちもいるのが実情だと言えます。

コロナ禍での結婚式のデメリット

言うまでもないですが、コロナのせいでいろいろな制限が必要となってきます。
それに加えて精神的な負担もあるのが事実です。
ここからは僕が感じたコロナ禍での結婚式についての普段通りとは違うデメリットについて書いていきます。

急な欠席が起こりやすくなる

コロナの関係で結婚式を欠席せざるをえないケースもあります。

職場から禁止されたり、急な発熱でコロナでないにしろ安全をとって欠席になったりとコロナ禍ならではの理由が発生します。

結婚式では大切な方たちをご招待すると思うので、欠席の連絡はとても残念です。
さらに、欠席する人のすごく申し訳なさそうに連絡をくれることも心苦しく感じました。
その方は悪くなく、悪いのはコロナですからね。

僕たちの場合、コロナの関係で20人近くは欠席となりました。
欠席は仕方がないことですが、普段の頃より可能性は高くなっているでしょう。

規模の縮小を検討する必要がある

大勢の方が集まる結婚式は規模の縮小も視野に入れておく必要があります。
身内だけのこじんまりとした結婚式にするとか、親族・友人は別々に行うなど自分たちや周りの意見を取り入れて規模や方法などを検討しなくていけません。

結婚式場から人数制限をされる可能性もありますし、自分たちが思い描いていたような披露宴をすることが難しいケースもあります。

ちなみに僕たちは結婚式の2次会はしないことにしました。
僕の場合、友人も今でも親交の深い人だけにし、職場などは呼んでおりません。

特に交友関係が広い方は招待したい方を呼べないというのはとても悩ましい問題ですね。

招待客へのコロナ対策をしてもらう必要がある

当たり前となっていますが、消毒やマスクの着用、検温などの対策は必須となってきます。
マスクは挙式からスピーチ、余興の時など基本全てのシーンでしてもらう必要があります。
会食もそうですが、写真撮影の際だけ外してもらうなど煩わしさは与えてしまうものになってしまいます。

僕らの挙げた式場はそこまで感染対策に厳しくなかったのですが、式場によってはアクリル板があるので会話や視界の邪魔になったり、テーブルなどのお花の持ち帰り禁止だったりと普段とは違った対応や配慮があるのでそこもマイナス要素となってしまいます。

招待客への不安は与えてしまう

招待客にはコロナに感染したらどうしようと考えさせてしまうのも事実です。
式に参加はしてくれますが、たくさんの人が集まるところはやっぱり気掛かりになることでしょう。

実際に結婚式場のコロナ対策はどこまでしているのかと尋ねてくる人も少しいらっしゃいました。
不安を感じているのは事実なので、コロナ対策についてはしっかりと説明できるようにしておくといいですね。

結婚式の準備がより大変になる

欠席に関連してくるのですが、欠席者が出ると席次表などの変更点も増えてきます。
感染者数から行くのを控えたり、急に会社や家族から行くのを止められたりと普通の結婚式より欠席の連絡が直近になってしまうことも考えられます。

業者に発注してしまって変更できないということもあります。
また、自分たちで用意するとなっても直前に変更をしなければいけない分作業量が増えてしまいますね。

また乾杯やスピーチをお願いしていたのに急に来れなくなってしまうケースもあります。
僕たちもスピーチの方が何回も変更になってしまうということがありました。
直前になって別の方にお願いするのは申し訳なかったです。

急な対応を迫られることもあり得ると思っていた方がいいでしょう。

キャンセルが間に合わない費用が発生する

欠席者が急に出た場合、引き出物や料理などの止められない料金が発生してしまいます。
特に僕たちの場合は引き出物が止めることができず、いくつかお渡しできずに持ち帰ってきました。

こういったキャンセルの期日が過ぎて止めることの出来ない費用が発生してしまいます。

中にはご祝儀を支払いの当てにしていて、欠席でもらえずキャンセル費用も発生してしまい、当初の予定より自己負担額が大きくなってしまうといった方もいらっしゃるでしょう。

式への支払い分については余裕を持って用意していた方が無難だと思います。

コロナのストレスはとても大きい

これが一番のデメリットです。準備期間中のコロナのストレスはとても大きいです。
コロナの感染者数が少なければ心に少しゆとりができるかもしれません。
しかし、感染者数が多いと、このまま結婚式を行ってもいいのだろうかという不安が出てくるかと思います。

僕たちもコロナの感染者数が落ちついていたのですが、変異株が広がってきてから感染者数が増えてきました。
2〜3週間前から増え始め、直近1週間では過去最高の感染者数が出て心配が尽きませんでした。

式場に相談して延期の際の費用も出してもらったのですが、キャンセルできない分が結構大きな金額でした。(引き出物やカメラマンや司会者など外部の関係するものが大半でした)
延期したら今度は参加できない招待客の人も出てきてしまいますし(日本にいない、妊婦の方など)、これまた悩ましい問題が発生します。

さらに延期したとしてその頃にはコロナが落ち着いているという保証はなく、もしかしたら今以上の感染者数が出ている可能性もあります。

いつも以上にやることが増えてしまい、さらには心配な要素が次から次へと出てくる状況は1番のコロナ婚のデメリットと言えると思います。

それでも結婚式を挙げてよかったと思う

デメリットをたくさん書きましたが、それでも結婚式を終えた今やってよかったと思います。
幸いなことに2週間が過ぎて感染者は1人も発生せず、本当に無事に終えたと感じています。

この時期の結婚式は不安と少しの罪悪感を抱えて行うものでした。
100%と前向きに取り組めない式への準備をこなす日々。
結婚式が無事に終わることは、最後まで何事もなく終わることと、ゲストの方が感染せず無事に終えることの両方を兼ね備えたものでした。

結婚式は特別な時間だと思います。
多くの方々に祝福してもらい、自分たちをこんなにもの人が支えてくれて繋がっていると実感する場です。
女性の方だと花嫁姿を夢見る人が多いでしょうから、夢の時間は男性よりも強いかもしれませんね。

僕の場合、祝福してもらうより、来てくれた方たちの嬉しそうな顔がとても嬉しかったです。
祝ってもらっているのに、変な感じですが自分より他の人が幸せそうな気持ちになってもらえるのがなんとも言えませんでした。
コロナ禍で楽しみがなくなり、ストレスが溜まる生活をみんなが送っている中で、この時間だけは非日常な時を共有できたかなと思います。

さらに両親の嬉しそうな顔がとても嬉しかったです。
親のいい笑顔を見ることなんて滅多にありませんし、この先この時よりいい笑顔なんてないだろうなと思えるくらいの印象でした。

結婚式でも費用の面とか援助してもらったくせに少し親孝行できたかな?っと思ってしまうくらいでした。

そして奧さんには本当に感謝しかありません。
式までにたくさん準備してくれましたし、当日は奧さんを日々支えてくれている方々にお会いできて、改めて奧さんの人望の厚さを感じることができました。

これから挙げようと考えている方々へ

結婚式を挙げるか挙げないかはコロナ禍では答えの出ない問題だと思います。
人によって答えは様々です。どの選択も正解のようなそうでないような答えだと思います。

この記事を書いている僕でさえ、安易に挙げてしまいなよ!と言える訳がないと思います。
それだけこの問題は難しいのだと考えています。

幸い、僕たちの結婚式は無事に終えることができました。
この記事を呼んでいる結婚式を挙げる方々も何事もなく素敵な式が終えることができることをお祈りしております。

大切な方々へ直接会える機会は特別な時間だと思います。
結婚式を行う方はたくさんの壁があると思いますが、忘れがたい時間を過ごせることだと思います。

結婚式を行う方々へ少しでも参考と勇気を与えられたら幸いです。