写真

結婚式で撮影を頼まれた時に気をつけるポイント

こんにちは。
kohei(@kohei_log)です。

ちょっとカメラをしていると稀に頼まれることのある結婚式での撮影。
依頼主からは、

「大事な日を大切な〇〇にお願いしたい!」

「プロに頼んだら高いし、お願いしてみよっかな?」

など、理由は様々だと思います。

僕自身お願いされて撮影したこともありますが、やっぱりお願いされると嬉しいものですね。特に僕は友人だと力が入ってしまいます。

しかし、結婚式の写真撮影ってめちゃくちゃハードルが高いですし、失敗許されないし、すごく忙しいので個人的には依頼を受けるのはオススメしません。
それでも依頼を受けられた方、個人的に撮って後で写真を渡したい!って方向けに今回記事を書こうと思います。

機材準備編

まずは自分の機材を確認しましょう。

プロカメラマンだと2台持ちで画角の違うレンズをつけておき、シーンに応じて使い分けるみたいなことをしているかと思います。
しかし、そんな機材が豊富な人はめったにいないと思いますし、そこまで用意するのは現実的ではないかもですね。

そこで僕がオススメするのは、「フルサイズ+大三元のレンズ」が1番使いやすいかと思います。
ひとつずつ解説していきますね。

フルサイズカメラ

フルサイズとはセンサーサイズの大きなカメラの部類を指しています。
このフルサイズは細部まで綺麗な描写になるなどメリットはありますが、結婚式撮影においては高感度撮影に強いというところでしょう。
フルサイズはカメラのセンサーが大きいので、光を多く取り込むことができます。
ですので、暗いシーンの撮影に他のカメラに比べて撮りやすいです。
暗いとシャッタースピードを稼げないのでブレた写真が置きやすいと思います。

式では照明を落として暗かったり、歩いたり動いたりしている時も撮影しなければいけないので、ブレない写真にするにはフルサイズの方が優れています。

僕はソニーのa7IIIを使かっていますが、とてもオススメですよ。

僕がa7sからa7IIIに買い換えた理由こんにちは。 kohei(@kohei_log)です。 この度念願のa7IIIに買い換えました! ずっと買い換えを考えていたの...

少し前に出てきたa7s IIIやa7cも今から買う方でしたらオススメですね。

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大三元レンズ

大三元レンズとはF2.8通しのレンズですね。

F値が2.8は明るいレンズなので、ボケ感だったりブレを抑えるのに役に立ちますね。
各メーカー24-70くらいの標準型の大三元レンズがあるかと思います。

画角が24mmだと集合写真などの広く写すにも対応できますし、70mmあれば少し寄って撮影するにも便利かと思います。
レンズが1本しか使えないという条件であれば大三元レンズを用意するといろいろと対応できるのでいいですよ。

僕がつかっているのは、TAMRON28-75mm F/2.8 Di III RXDというレンズです。

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性能、価格ととても素晴らしいので一度検討してほしいです。

【レビュー】TAMRON28-75mm F/2.8 Di III RXD。憧れの神レンズを手に入れました!TAMRON28-75mm F/2.8 Di III RXDのレビュー記事です。神レンズとも呼ばれているこのレンズのメリットや作例をご紹介します。...

SDカード

SDカードは大容量のものを用意しておきましょう。

プロカメラマンは平均して300400枚ほど納品しているそうです。

挙式前からとかだと、1000枚ほども考えられることもあるのでSDカードはしっかり準備しましょう。

ちなみに僕が使っているSDカードはこちらです。

ストロボ

ストロボとはフラッシュのことです。撮影中にどうしても暗いシーンではストロボを使ってあげると仕上がりが綺麗になります。

ここで注意して欲しいのはストロボを直接新郎・新婦に当てないことです。
直接当ててしまうと、白いテカリや影が出てしまって自然な仕上がりになりません。

そこでストロボは直接当てずに壁や天井に当てて光を反射させるバウンス撮影という技術を使います。
光が反射して被写体にあたるので、柔らかい光になり、自然な明るさで撮ることができます。
ですが、式場は天井が高かったり、天井の色が黒いとこの技法を使うことができません。

その場合はディフューザーと呼ばれるものも合わせて用意しておくといいでしょう。強い光を拡散させることで柔らかい光を演出することができますよ。

機材はレンタルするのもオススメ!

今から機材を用意するほど資金がないと言う方はレンタルサービスを利用するのがオススメです。

買うのに比べれば1/10程度のお金で済みますし、大事な結婚式であればこのサービスを使ってもいいでしょう。
サブ機として用意しといてもいいかもしれませんね。

ちなみに僕は広角レンズが必要な時にレンティオというサービスを使ってみました。

カメラレンタルサービス「Rentio」使ってみたこんにちは。 kohei(@kohei_log)です。 以前から気になってたカメラのレンタルサービス。 カメラまでレンタルでき...

ネットショッピングのように簡単に手続きができ、返す際もコンビニから返すことができてしまいます。
とても便利なサービスだったのでオススメです!

 

新郎・新婦にどんな写真がいいか確認する

欲しい写真って人によって全然違うんですよね。
新郎・新婦がどのような写真が欲しいか確認しておくと期待に応えれるかと思います。

2人の写真がたくさん欲しい!

・友達のいろんな写真を撮って欲しい!

・大好きなおばあちゃんと撮って欲しい!

などといろいろな要望があるかもしれません。

とりあえず多くの写真を撮っておけばいいと思いますが、少しでも喜んでもらえるように事前に欲しい写真がどのようなものかは確認しておきましょう。

会場を把握しておく

撮影の前にできるなら会場を見ておくといいでしょう。
式場の大きさや明るさ、席の間隔など撮影する際の動きやすさやカメラの設定などを確認できたらいいですね。
ストロボを使うのであれば、天井の高さや色などチェックしておくといいでしょう。
また、カメラマンでも祭壇には登ってはいけないなどのルールも式場によってはあるかもしれません。そうなるとどこから撮影すればベストか?などと考えておくといいでしょう。

当日のスケジュールを確認する

結婚式当日にどのように進行するかは重要な要素です。
乾杯や余興などその時にメインとなる方は様々です。ゲストの皆様をしっかりと写真を撮ることを考えると前もってイメージできると撮り逃しすることを防ぐことになります。
スケジュールを聞いておけば、「2人の写真を多めにとって欲しいとのことだが、このスケジュールだとこの時間しか撮れないな」など予測もできるかもしれません。

できる限りの予測を立ててうまく撮っていけるといいですね。

カメラの設定

ここからは撮影においてのカメラの設定です。
結婚式の撮影ではF値やシャッタースピード、ISO感度など設定しなければなりません。
まだこれらを触ったことないといった方は事前に確認しておくといいですね。

シーンによってこれらは変化するので、こうしたらいいというのはないのですが、注意点だけ書いていこうと思います。

F

F値で気をつけたい時は集合写真ですね。
F値の値を小さくするとボケができます。ボケ感を出したい時にはいいのですが、集合写真のようなたくさんの方の顔にピントを合わせたい時にはF値を絞る必要があります。
F値が小さすぎると、被写界深度の関係で前列にはピントがあっているのに、後列の方はボヤけているみたいな現象が起こってしまいます。

これを防ぐにはF値を調整して手前の人も奥の人にもピントを合わせましょう。これはパンフォーカスと呼ばれるもので、全員にピントをあわすことができます。
F値は5.611程度で調整しましょう。

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シャッタースピード

シャッタースピードは主にブレをつくらないように意識します。
ブレた写真は起きやすいので、気をつけたいですね。

明るいときなどは特に気にしなくてもいいのですが、暗いシーンや人が動いているシーンでは特に気をつけましょう。

暗いシーンでは、「1/焦点距離秒」を意識しましょう。
これは使っているレンズの焦点距離で違うのですが、例えば24mmで撮るのであれば、「1/24秒』となります。
この数字よりシャッタースピードが早いとブレにくいと言われています。

被写体が歩いているシーンであれば「1/125秒」くらいあるとブレにくい写真になります。撮影では動いていることが割と多いと思いますので、このラインを頭に入れておくといいですよ。

シャッタースピードを稼ぐのが案外難しい時もウェディングの撮影では多いかと思います。

そんな時に、フルサイズ機や明るいレンズというのが重宝してくるものです。
もちろんISO感度やF値を調整してシャッタースピードを調整してみてくださいね。

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ISO感度

最後にISO感度ですね。ISO感度を上げればブレにくい写真ができますが、写真にノイズというザラザラとした質感ができてしまうので、注意が必要です。
ISO
感度は低くできるのであれば、100200にしておくことをオススメします。

しかし、できないシーンも多いと思いますので、その時はISO感度を上げてしまいましょう。

ISO感度は16003200までであれば許容範囲と言えます。
しかし、最近のカメラの技術は上がっているので50006400でも人によっては気にならないという方もいらっしゃるでしょう。
自分でISOのノイズ具合を事前に確認しておくといいでしょう。

また後から紹介する現像ソフトでノイズ除去してもいいかもしれません。

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補正作業でより素敵な写真に仕上げる!

撮影した写真ですが、「ホワイトバランスを間違って設定していた」とか、「もう少し明るかったらなー」など見返してみると思うこともあるかもしれません。

結婚式の撮影は一瞬の瞬間の連続なので、設定が間に合わないことも多々あると思います。
そんな時には現像ソフトを使うことをオススメします。

現像ソフトとは写真を後から明るさや明暗さ、色味などを調整できるソフトです。プロの方はほぼ使っているといっても過言ではないでしょう。

オススメなのはadobeの「Lightroom」というソフトです。

写真に携わっている方ならほとんどの方が使用している有名ソフトです。
明るさや色味を補正するのはもちろんですが、大量の写真を管理するのにも便利なソフトなので、結婚式撮影には特に向いているでしょう。
ちなみにLightroomを使うとこんな感じで仕上げることができますよ。

元の写真とすごく印象が変わったのが分かるかと思います。

ソフトは月額制で約1,000円で使用できますし、Photoshopも同時に使えるのですごくオススメです。

大切な時間の写真なので、新郎新婦に喜んでもらえるようにより素敵な写真に仕上げてみてください。

あなたの写真がもっと魅力的に!Lightroomにできることもっといい写真にしたい時に便利なのがLightroomですね。この記事では使い方やメリットを紹介します。...

最後に

結婚式の撮影を頼まれた際には、事前準備がとても大事です。
想定されることを考えて挑むといいでしょう。
必要なら機材も用意できるといいですね。

それと自分の技量を上げておくことも必要です。
それまでに結婚式撮影をしておくとかではなくて、カメラに関しての知識や設定など小さなことを意識しておくことだけでもいい写真が撮れると思いますよ。

それと撮った後、レタッチ作業で調整できるといい写真に仕上がってくると思います。
Lightroomなどの現像ソフトを触っておくことも写真のレベルアップになるでしょう。

素敵な新郎・新婦さんの思い出を残すお手伝いとして、とても素敵に切り抜けるように頑張って下さいね!

 

 

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