写真

花火の撮り方講座。設定から気をつけるポイントをご紹介!

こんにちは。
kohei(@kohei_log)です。

夏はイベントが多くてカメラを出す機会も多いですよね。
そんな夏に撮りたいイベントのひとつが「花火」ですね。

iphoneなどのスマホではどうしても難しい花火。
そんな花火でも一眼レフやミラーレス機などのカメラなら綺麗に撮れちゃいます。

ちょっと撮るのが難しそうな花火。
撮り方も分からない方も多いかもしれません。
ですが、ポイントを守れば簡単です。

今回は、そんな花火を気をつけるポイント、設定などを初心者さん向けにご紹介していきます。

用意する機材

撮影する際にいくつか用意しておいた方がいい機材があります。
花火はちょっと撮影方法があるので、それにあわせた装備をしていきたいです。

ご紹介していきますので、是非用意してくださいね。

カメラ

まずはカメラです。
カメラはどのカメラでも花火は撮れます
しかし、センサーサイズが大きい方が空一面の花火を撮ることができるので、センサーサイズの大きいものをオススメしています。

カメラのレンズによって広く撮れたり、遠くを撮れたりするのはみなさんご存知かと思います。
ただ、それにプラスして関係してくるのがセンサーサイズの大きさです。

例えば、50mmのレンズがあるとします。
センサーサイズの大きなフルサイズですと、50mmの画角になります。

しかし、フルサイズのひとつ下の規格のAPS-C機になると50mmが75mm換算になってしまいます。

APS-C機だと1.5倍になってしまうんですね。
センサーサイズが小さいほど、写る範囲は狭くなります

ここらへんはとても小難しいので、頭の中に入れておく程度でいいと思います。
先にも書きましたが、カメラはなんでもいいです。
最近の入門機と呼ばれるカメラはAPS-C機が主流です。
フルサイズの次に広いので、特に問題もないです。

ただ花火を全部入れたい!などの気持ちが強ければフルサイズを用意してもいいかと思います。

レンズ

続いてレンズですね。
レンズは広角レンズがオススメです。

花火がカメラに入りきらないといったケースは結構あります。
広角レンズのように広い範囲で切り取れるレンズがあれば安心ですね。

ただ、わざわざ買うのは。。って方はお手持ちのレンズの一番広く撮れるレンズでいいかと思います。

ズームレンズを持っている方が大半だと思います。
ズームレンズの一番広角側で撮影に挑みましょう!

絶対に全部写すんだ!って方は、フルサイズ+広角レンズの装備で目指すといいですね。

三脚

三脚は必須です。必ず用意しましょう。

後で説明しますが、花火撮影は、シャッターを長く開ける撮影を行います。
これで手持ちですると、写真がブレてしまいます

なので、三脚を用意しましょう。

三脚は色々あって悩みますよね。
いろんなシーンで使えるので、数万円する三脚を買ってもいいんじゃないかなと思います。

ちなみに僕の使っているものはvelbonというメーカーのものです。

created by Rinker
¥16,280
(2024/11/21 19:47:59時点 楽天市場調べ-詳細)

とりあえずという方は、こちらの安いモデルでもいいかもしれません。
僕の後輩も使ってましたね。

スリック GX-6400 三脚 ファミリータイプ

レリーズ

レリーズとは外付けのシャッターボタンです。
カメラでシャッターボタンを押さなくても、レリーズ側でシャッターが切れます。

シャッターを押すときに、ブレたりピントがずれてしまったりすることがあります。
レリーズを使えば、そういった悩みも解消されます。

そして一番のメリットは、BULB撮影が楽になることです。
後で説明しますが、BULB撮影は、シャッターボタンを押している間、シャッターを開くという技法です。

シャッターボタンをずっと押しているよりも、レリーズの方がはるかに楽チンです。
手元で操作できるのはいいですよ。

スマホの遠隔操作でもできるんですが、

・スマホの電池がなくなった
・うまくスマホ側でシャッターボタンが押せていないことがある

などが起こりえるんで、そこは注意です。

レリーズは、1,000円程度で買えるものもあるので、そこまで負担にはならないと思います。

僕の使っているレリーズはこちら

撮影の設定

機材を揃えたら撮影の設定です。
文章でみると多い手順に見えますね。
ただ、設定は簡単なので、これを機に慣れてみてください。

マニュアルモードで撮ろう!

普段オートやAモードなどで撮っている方は使ったことがないかもしれませんね。
マニュアルモードは、いろんな設定を自由に決めることができます。

不安なところもあるかもしれませんが、順番に説明していくのでその通りできれば撮れるはずです。

ひとつずつ設定していきましょう。

F値

F値なのですが、F11〜13くらいに設定してみましょう!
出来るだけ絞ってするのがいいかと思います。

花火撮影は、シャッターを開く時間が長くなります。
シャッターを開く時間が長いほど、カメラはより多くの光を集めることができます。

空の明るさなどはそれほどですが、花火が白とびしてしまうことはよくあります。
出来るだけF値は絞った方が、白とびを抑えることができますね。

白飛びしている花火がこちら。
白飛びするとせっかくの花火も台無しです。

ISO感度

ISO感度は100に設置しましょう。
シャッターを長く開いているので、これくらいでも大丈夫かと思います。
もし暗い時には、少しずつ上げていきましょう。

シャッタースピード

シャッタースピードですが、ここではBULBモードで撮ります。
BULBモードとは、シャッターを押している間、シャッターが開いているという機能です。
秒数とかではない珍しい設定かと思います。

お使いのカメラで設定方法が違うので、確認して見てください。
ちなみに、僕の使っているソニーのa7sは、シャッタースピードを30秒の次に出てきます。
探してみて下さいね。

余計な機能はOFFにしよう!

マニュアルモードまで設定できたら後少しです。
次は撮影の際に邪魔になる機能をOFFにしておきましょう。

長秒時、好感度のノイズリダクションをOFFにする

ノイズとは写真がザラザラになったり、変な点々が出たりすることです。
カメラにはこれらを除去してくれる機能があります。

「ノイズ低減」や「ノイズリダクション」などの項目であると思います。

この機能はとっても便利なんですが、撮った後の処理に時間がかかってしまうのが難点。
処理に時間を費やしてしまうのはシャッターチャンスを逃してしまうことになります。

撮影前にOFFにしておきましょう。

手ブレ補正をOFFにする

星空撮影などでも同様なんですが、手ブレ補正をOFFにしておきましょう。
手持ち撮影の時は力を発揮しますが、三脚時にはまれにブレが起きることがあります。
念のため、OFFにしておくといいでしょう。

撮影のポイント

機材も揃えました。
撮影の設定もバッチリ。

次は、撮影の際に気をつけるポイントです。

まずは構図を考えよう!

まずは構図を考えましょう。

花火を写す時に建物が入ったりするかもしれません。
それを活かすか、写らないところで撮るか。
花火を見ている観客もいれるか。
考えると様々なケースがありますね。

初めての花火大会では分からないとは思いますが、例年通っているのであればイメージは出来やすいかと思います。

インスタなどで、去年写真撮られた方のものを参考にしてもいいかもしれませんね。

建物や橋など花火大会によっては入るケースもありますね。
うまく利用すると写真が違ってきますよ!

最初はピントを合わせよう!

構図も決めてセットも完了。
ようやく撮影ですね。

最初は、花火にピントを合わせてみましょう。
普段オートフォーカスで自動でピントを合わせていると思います。
花火は自分で見て合わせてみましょう。

この際、ピント拡大機能などを使って花火にピントを合わせてみましょう。
合わせやすくなると思います。

なので、最初の花火は撮るというより、ピントを合わせるといった感じですね。

その際に、明るさだったり、白とびなども確認してF値やISO感度なども調整してみてください。

BULB撮影してみよう!

普段使わないBULB機能。
やってみるととっても簡単です。

シャッターを開けている時間なのですが、花火が上がってから消えるまでの時間を開けておきます。

上がるのを確認したら、撮影スタート。
レリーズを押します。

そして、花火が消えたなっと思ったら押してる手を話しましょう。
これだけです。

実際やってみると、ファインダーを覗くというより花火を見ていることが多いと思います。
なので、普段の撮影と違う感覚で楽しいと思いますよ!

最後に

いつもと撮影方法が違うので、ちょっと大変だったかと思います。
慣れればそこまで大変ではないので安心してくださいね。

素敵な花火を撮ることができれば、もっとカメラライフは楽しくなると思います。
いい一枚が撮れますように。

 

 

 

 

 

インスタグラムでお写真投稿しています。
こちらも遊びに来て下さい。(@kohei.ishikawa)